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「構成」「構造」「構築」

更新日:2019年8月15日



最近、大好きな小説家の伊坂幸太郎さんの新作を読んで、

後書きを楽しんでいる中で、ふと感じた事です。


後書きには「構成」や「構造」なる文章がありました。

建築家、設計者も頭の中は同じではないか?と。


建築家、設計者は図面を作図する事が業務だと、

一般的には認識されているかもしれません。


業務としては、図面の作図を行いますし、それに伴う資料集め、打ち合わせなどなど。

確かに図面というものが先行するのは分かります。

私自身も普段は、そこに囚われる事が多いです。


しかし頭の中では、使いやすさ、住みやすさなど人の行動を「構成」してから、

その「構成」を「構造」して、尚且つ「構築」していきます。


なんとなくのイメージとして、

構成:プランニング

構造:プランを踏まえて、建物の機能性を考える

構築:図面や模型、パースなどリアリティーのある表現を顕現させる

みたいな感じでしょうか。


建物として、地震力や風圧力に耐える為の構造では無く、

目に見えない動線や視線、匂い、温度なども考慮して、結果的に「構築」する。


この三つの要素が、建築家、設計者の職能では...

と考えています。


単に「構成」「構造」「構築」という三つの言葉遊びに聞こえますが、

建築を考える時に非常に重要なステップだと思います。


マイホーム を計画されている方とは、一緒に「構成」を行い、

「構造」を「構築」したプレゼンテーションをする事に意味があるのだと。


言葉が多いですが、マイホーム をお考えの方々に興味を持って頂けたら嬉しく思います。

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