休みを利用して熱海のMOA美術館に行ってきました。
基本設計を新素材研究所の杉本博司さんと榊田倫之さんが行った美術館です。
内部の天井照明の写真です。
一つ一つ見ると微妙に異なります。
これは一般の方は分からないかと思いますが、防災設備の非常放送設備と火災警報機です。
照明設備に対して、これらの防災設備が組み込まれている造作照明なのですが、建築に携わる者として、ただただ脱帽です。
通常、防災設備は単品で天井に配置され、照明器具との並び方を天井伏図で設計する事が一般的なのです。
しかしMOA美術館のこの天井照明は、防災設備一体の造作照明器具としてデザインされ、天井が綺麗にデザインされています。
建物のデザインも素晴らしいのですが、内部の細かな所のデザインが目を引きます。
展示物の写真もOKなのですが、職業病でしょうか、気が付けば建物の写真ばかりでした。
これから紅葉の季節にもなります。
東京から熱海までもアクセスが良い時代なので、是非訪れてみて下さい。
今年一番のオススメの建築です。
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