今日は去年引き渡しを終えた、長野県の住宅と店舗の一年点検に行って来ました。
もう一年も...早いものですね。
今年は暖冬の為、降雪も少ない年でしたが寒さは関東よりも厳しかったです。
一年、一先ず無事に暮らして頂き、感想や不具合箇所などを伺って来ました。
大きな問題は有りませんが、所々、木造建築ならではの補修箇所は出てくるものです。
木造建築は当たり前ですが、構造体が木です。
木は周囲の湿度により、伸縮や膨張、痩せを繰り返します。
「木の呼吸」と言いますが、周辺の湿度を調整します。
この木の変形の為、内部のクロスに隙間が生まれたりもします。
勿論、構造体や防湿になんら問題の無い、当たり前の事です。
住まい手には不安に映りますが、引き渡しから5年程はこの様な現象とお付き合い頂く事となります。
木が年数を経て、安定してくると伸縮なども軽度に落ち着きます。
定期点検を行う理由の一つでも有りますが、この様な不安材料を住まい手から取り除く事も仕事の一部となります。
今回は冬にお邪魔させて頂いたので、夏にも様子を見に行けたらと思います。
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